入園・入学など新しい生活が始まる家庭は親も子もワクワク・ドキドキしている頃だと思います。
「授業をちゃんと聞いていられるかな」「帰ったら毎日宿題や勉強できるかな」と
ちょっと不安。
先輩ママたちに聞くと「低学年からの学習習慣がとっても大事!!」とのこと。
高学年になって勉強が難しくなってからあわててやろうとしても、
勉強しないクセを引きずっていってしまうそう。
そこで家庭での学習習慣のコツやアイディアをリサーチしてみました。
なぜ1年生からの学習習慣が大事なの?
☆勉強することが苦にならなくなり、授業が楽しくなる!
☆「言われなくても」「一人で」勉強をするようになる
☆コツコツ努力することの大切さが分かる
一年生の勉強はまだそんなに難しくありません。
「勉強が楽しい」と思える時期に家庭で毎日学習習慣をつけると、勉強が生活の一部になるそうです。勉強があたりまえになれば、授業も楽しく集中して受けられそうです。
勉強は子どもが生きていくために必要な能力を養うもので、中学、高校、大学とずっと続けていかなくてはいけません。しかし、親がずっと勉強を見ていくことは難しいです。
低学年からコツコツ努力する習慣ができていれば、「勉強しなさい!」と親に言われなくても「自分から一人で」勉強に取り組めるでしょう。
これが高学年以降の学力に大きな差がでてくると言います。
学習習慣が身につくポイント3つ
いいことづくめの学習習慣ですが、ムリなく身につけさせるポイントは3つ!
「家に帰ってからやることリスト」を作って貼ろう
家に帰ってからやること(手洗い・うがい、学校のお便りを渡す、明日の準備、おやつ、宿題、家庭学習、遊びに行く、習い事、お手伝い 等)をリストアップして時間ごとに紙やホワイトボードに書いて貼っておきます。
習い事のある日などイレギュラーな時用も作っておくといいです。
ポイントは宿題と家庭学習を何時からやるか子どもと決めること。
1年生のうちは帰りも早いので、学校から帰ってすぐがいいかもしれません。
低学年のうちは友達との遊びも大切!遊びの中でコミュニケーション能力がつき、子どもにとって人生を明るく、生きやすくします。
また、自然に触れ合うこともいろいろな発見があり、机の上では得られない学びがあります。
「勉強が終わったら遊びに行ってもいいよ」と約束してみてはいかがでしょうか。
勉強を始めやすい環境を整えよう
勉強を「1日○分」と決めるよりも「○時から○時までやる」と時刻で決めた方が習慣化しやすいそうです。
勉強の時間になったら親が声をかけてもいいのですが、アラームを鳴らすのもよい方法。
勉強をする場所ですが、先輩ママは口々に「低学年はリビング学習がオススメ!」と言います。
分からないことを親に聞きやすいし、終わったら親と一緒にマルつけができるからです。
ダイニングテーブルでする時はテーブルの上に何も置かない状態を作っておくことが始めやすくするポイントです。
勉強の最中、親は近くで見守っているのが大切。
最初のうちは隣に座って宿題を一緒に確認しながらやるといいでしょう。
自分で進め方がわかってきたら、少し離れた場所で見守ります。夕飯の支度をしながらキッチンで見守るママも多いようです。
ほめて勉強を好きになってもらおう!
これが親にとって一番難しいかもしれません。
終わったら一緒にマルつけをしますが、たくさん間違いがあっても「できないこと」をしかるより、「できたこと」を見つけてほめてあげることが大切だといいます。
「授業で分からなかったところが、できたね!」「最後まで勉強できてえらいね!」
など肯定的な言葉をかけてあげると「ほめられる→勉強が楽しい」となっていくそうです。
子どもが疲れていたりやる気がなかったりするときは、ママはしかりたい気持ちをぐっとこらえて、子どもの気持ちに共感してあげましょう。
「学校疲れたんだね」「じゃあ今日は宿題だけしようか」
などの声かけをし、家庭学習は別の日にまとめてやってもらうようにします。
また我が家もそうですが、勉強をした日はカレンダーにシールを貼っていき、○個たまったらちょっとしたご褒美をあげるのもやる気が出ると思います。
お手伝いをした日にまた別のシールを貼るというのもやっています。
「ご褒美をあげるのはちょっと・・・」という方はもちろんシールだけでも達成感が得られていいと思います。
具体的にどんな家庭学習をしたらいいの?
低学年のうちは「学習習慣をつける」他に、「基礎学力をつける」ことが大切といいます。
基礎学力は国語と算数です。
国語
読解力は全ての教科に必要になるものなので、国語は大切です。
宿題で出される「音読」はとっても大事!こんな利点があります。
・どこに何が書いてあるかすぐにわかるようになる
・文章の中の言葉を自分のものにすることができる
・相手に聞きやすい話し方ができるようになる
さまざまな本を読むと、多様な知識や価値観を得ることができるので「読書」も大切。
「主人公はこの時どんな気持ちだったのかな?」「この後、どうなったと思う?」
など聞くことは、想像力や客観視する力を身につけるといいます。
書く力をつけるには、「親子交換日記」がいいそうです。
最初は「きょう○○ちゃんとトランプであそんだよ」と一行だけでもOK。
続けていくと自分の楽しかったこと、悲しかったこと、親に言いたいことも書いてくれます。書く力がつくのはもちろん、親子のコミュニケーションもはかれて一石二鳥ですね。
算数
日頃から数に慣れ親しむために家でできることは、
・10以上のものを数えさせる(小石、おはじき、フィギュアなど)→例えば32まで数えるには、10のかたまりを3つ作ると数えやすいとわかる
・気温と湿度がわかるものを置いて、「今日は○度だから暑いね」など話す
・おやつの時間に、あんぱんやりんごを目の前で半分(または1/4)に切って「1/ 2(または1/4)個あげるね」と言う
低学年は特に「量より質」、その日の授業内容がきちんと理解が出来ていればOK!
≪先輩ママから聞いた我が家の家庭学習法≫
○教科書の音読は、親子でどちらが早く暗記できるか競争しています
○学校から帰ってすぐ宿題をします。その他は「こどもチャレンジ」を毎日2ページやっています
○計算問題のドリルと漢字のドリルを買ってきて、何分でできるか時間を測って記録更新を目指しています!
もし、問題集を買ってくるなら低学年の場合は「薄くて、字が大きくて、問題が簡単、量は少なめ、カラフルで楽しい」ものがいいそうです。
一冊を楽しくやり終わることで、勉強の楽しさを味わえて自信にもつながります。
子どもとのコミュニケーションが大事
「忙しくてそんなに勉強を丁寧に見ていられない」というママも多いでしょう。
それでも大丈夫!勉強の間、近くにいて見守り、一緒にマルつけしてほめてあげるだけでもいいのです。
そばにいてくれるという安心感が「もっと知りたい」「勉強が好き」という気持ちを引き出します。
勉強時間が10分でも、15分でも、毎日続ければ「わかった!」が増えていき、勉強好きになってくれるかも。
親が勉強を丁寧に見てあげるのは、小学一年生から二年生の間だけでいいそう。
それ以降は学習習慣も身について、自主的に一人で勉強できる子になっていくはずです。
私も「勉強を見る時間は子どもとのコミュニケーションタイム」としてかかわってあげていきたいです。
(ライター 志津香)
いつも賑やかな小学生の息子と幼稚園児の娘がいます。
ままてぃのイベントを通して温育に目覚め、日々体温アップ、健康家族が目標!
趣味は食器集めで、北欧や日本の作家さんのものが好きです♪
子どもが寝た後に録画したドラマを見ている時が一番のリラックスタイムです。
いつか子どもたちと一緒に山登りに挑戦したいです!